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SBI HoldingsのRippleを基軸にした国際送金戦略

こんにちは🌞
今日も朝からいいニュースが聞けてよかったです。先日VISAが大型の決済システム構築を発表していたので少々気持ちが沈んでいましたが^^;

 

VISAも結局のところあまりRippleには影響しないというのが私の意見です。
rippler.hatenablog.com

今回はSBIが出している資料を元にSBIの戦略とRippleの未来を見ていきましょう!

SBIがRippleとXRPを「使いたい」理由は散々今までに挙げられてきていますがここでまたおさらいしてみます。

 

まずは送金コスト。

 

下のように従来の送金システムを使った場合のコストを100%すると、

 

・Rippleのシステムだけを使った場合のコストは33%減の元の67%

 

・RippleとXRPを使った場合、60%減の元の40%

 

送金コストにおいてのRippleとXRPを使った時の利点を確認できました。60%削減はかなりの良成績ではないでしょうか?

 

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他にもSBI側から見てRippleを使用することで見込める利点は、

 

・送金方法をRippleに統一する、つまり基軸通貨/システムにすることで、色々な方法を取らずに簡単に決済や送金が済むのでコスト削減につながる。

 

・顧客の手数料も削減できるので、他の銀行とのサービスに格差をつけ、サービスをより広く活用してもらえるようになる。

 

・従来は平日の昼間だけで、休日の利用は行えなかったが、24時間リアルタイム決済/送金が可能になる。つまりサービスの拡大を見込めるし、単純に使いやすくなる。

 

いずれの利点においてもSBI内外でのRippleを用いた取引が増えることに繋がるので、サービス拡大によってRippleネットワーク全体の流動性の獲得に繋がります。

 

各社の新聞記事によると、これらのコスト削減で銀行が見込めるトータルのコスト削減は9割にも登ると見られるといいます。

 

下のようにSBIは地方銀行とも多く提携を行なっておりSBIの進める戦略のFinTechの一つに銀行との連携システムがあります。今回のRipple/仮想通貨のサービスにおいても意識して活用しようとしているのでよりRippleの市場の拡大が見込めます。

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SBIとの連携銀行をここでは示しましたがRippleを利用する金融機関ネットワークは世界に広がっており、現時点では世界最大規模の銀行を含む75以上の銀行が参加しています。

 

最近新たに加盟した銀行は10行で下のようになっています。

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BitcoinとRipple, XRPの比較

 

現在Bitcoinでは送金の遅延化と手数料の増加が深刻になっています。BTCは手数料を多く支払ったトランザクションから先に処理していくので手数料を少なくしケチると永遠と届かないという事態が発生します。この手数料は7割が中国を占めるマイナーに行きがっつり儲けているのです。1ブロックの報酬は12.5BTC固定だと思われがちですが先ほど言った手数料は採掘者に12.5BTCの他に追加報酬として与えられます。

 

一時期は20万以上のトランザクションが一向に減らず遅延状態が長らく続いていました。現在はかなり減って2万まで減少しましたが、それでも遅延していると言える状態です。

 

現在の取引の詰まりのチェックはこちらから: 

https://blockchain.info/ja/unconfirmed-transactions

 

Bitcoinのコア開発者は8月1日にこのBTCのスケーラビリティの改善をし、送金速度を上げるために「ハードフォーク」を行います。これによりチェーンが2つに分岐し旧チェーンはおそらく消滅しますが、混乱が生じるのは免れません。そんな状態のもはや瀕死状態であるBTCは送金決済用とは縁のないものになってしまいました。

 

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XRPはこんな問題を全て解決してくれます。決済速度においてもトランザクション処理能力においても手数料(これはマイナーにいくのではなく消滅する)においても勝っており差は圧倒的です。

 

USDは世界で使われる基軸通貨ですがまさか日本のお店でそのまま使えたり、一般の銀行に預けたりはできません。国をまたいだ送金なんて数日もかかります。それは現実に存在するあくまで「一国」の通貨だからです。

 

しかしここにXRPがあります。「世界共通」の仮想通貨として低コストで瞬時に送金できるのです。そればかりではなく、Rippleには互いにUSDやJPYを欲しがっている人同士のオーダーを自動的に組み合わせ取引を完了してくれる機能さえあります。マイナーな国の通貨が必要またはその通貨から他通貨例えばUSDに交換したい時などにこのシステムがあるととても便利になるでしょう。その時の中間通貨、ブリッジ通貨としても役立つのがXRPです。

 

SBIの取引所

 

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SBIは今年の夏に取引所、SBIVCを開設するわけですがBTCやXRPを始めとした仮想通貨以外にも価値が現実の通貨に基づき固定されている円やドルのコインを作る予定で、これは取引において価値の避難先として便利に使えます。

 

その他にもSBIが開発するSBIコインという各種仮想通貨や現金、SBIポイント、地金との交換ができるものがあります。

 

これはSBIのサービスの中でブリッジ通貨の役割を果たしてくれる通貨になります。が、あるBitcoinerはこのコインについて「SBIコインはXRPのようなペーパーマネーのように、独自で開発して売りまくり儲ける公算」だといい、XRP HolderはSBIの養分とさえ言っています。

 

きちんとこの文書を理解していれば「非常に簡単」にわかることですが、ここにちゃんと書いてある通りSBI内でのサービスにおいて使えるコインとなります。

 

まさしくブリッジ通貨として買われたらSBI内の違うサービスにおいて使われるので、確かにSBI側からすると他サービスを使ってもらい儲けを出す「道具」になりますが、このコインを発行すること自体で儲けを出そうとしているようには思えません。

 

それに新たな巨大サービスを始めるにあたり大企業としては利益を十分に生み出す「仕組み」を作るのは当たり前で、逆に利用者も仮想通貨から地金を手軽に買えたりという先日北尾社長が言っていた第2のマーケットとしての役割を果たすものだと考えます。(個人的にはXRPをここら辺に活用してもらいたかった)

 

これら上の話はあくまでSBIコインが価値固定だった場合の話で、発行上限枚数などもない時の話です。よって価値変動制かどうかも大きな焦点になりそうです。

 

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国内の取引所ではBTC、ETH、XRP、その他価値固定コインやSBIコインが交換可能になると言われていますが、なんと国際的な取引所も作る予定のようです。

 

名前は「SBI MAX」で上記仮想通貨の他にNEMやLTCなども取り扱うようです。こちらも通貨の流動性向上につながります。さらには大企業として、銀行としての初めてのグローバルな取引所になりますので、システム、サービス面でかなりの期待ができ広告なども盛んに出されると思いますので安定して新規層も取り込めそうです。

 

通貨の貸し出し機能とかあればガチホの方達には受けそうですね!

 

そこんところお願いいたします!SBIさん!

 

SBIの資料:

http://www.sbigroup.co.jp/investors/library/presentation/pdf/presen170629.pdf

 

くりぱか (@Creeperker) | Twitter